【カメラ撮り方ポイント】決定的瞬間を逃さない!スナップ写真を撮る時の設定

サッとカメラを構えて、決定的瞬間が撮れた!

…と思ったのにカメラのオートフォーカスが動いている間に撮り逃してしまった、なんて経験ありませんか?ちょっとカメラの設定を変えておくだけで、そのシャッターチャンスを逃さずに済むって知っていましたか?

発見したその瞬間に撮る。というのは、意外と準備やコツが必要なのです。今回はスナップ写真のコツについてご紹介します。

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スナップ写真(スナップ・ショット)とは?

被写体を見つけてから構図を決めて、ピントを合わせて…と言う撮り方ではなく、被写体を見つけた時のカメラの設定そのまま撮影する技法をスナップ撮影と言います。

「街を歩きながら目に止まった風景を一瞬で撮影する」という撮り方になるため、カメラの設定がどうなっているとどのように写るのか把握しておく必要があり、難易度の高い撮影技法となります。

それでは、スナップ写真を撮る際の便利な設定についてご紹介します。

親指オートフォーカス

シャッターボタンを押すと、カメラのオートフォーカス(AF)が働いてピントがズレてしまった。。そんな経験ありませんか?目が悪かったり、カメラの操作に慣れていない場合、オートフォーカスはとっても役に立つのですが、ここぞ、という時に邪魔になってしまいます。

そんな時はシャッターボタンからAFの機能を外して、別のボタンに機能を割り当てましょう。 ピントを合わせるボタンとシャッターボタンを分けることで、即座にシャッターを切ることが出来るようになります。

AF専用のボタンが背面に着いているものや、カスタムボタンをAF専用ボタンにすることが出来るものがあります。ボタン名や設定方法はメーカーによって異なるためマニュアルを確認してみましょう

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深い絞りに合わせておく

絞りを解放側(F1.4やF2.8)に設定しているとピントが浅いので、とっさに構えた時にピントが外れる恐れがあります。最初からF8くらいピントを深く設定していると、ピントが合う範囲が広いのでピントを外すことが少なくなります。

被写体にあったシャッタースピードを設定しておく

立ち止まっている、もしくは歩いている人を止めて撮るなら1/60秒もあれば十分ですが、サーキットを走っている車やスポーツ選手を撮る場合は1/60秒ではブレてしまいますよね。 カメラに予めそのシャッタースピードを設定しておくことで、被写体ブレを防ぐことが出来るようになります。

「どんな被写体がどの程度のスピードで動くのか」、「カメラと被写体の距離はどの程度か」といったことによって設定するシャッタースピードは変わってしまうので、何度か撮影を繰り返して、自分の撮りたい状況にあったシャッタースピードを覚えるようにしましょう。

例えば歩行者やジョギング程度なら1/60秒、車なら1/125秒といった具合に自分なりの基準を作っておけば、その設定で被写体ブレするようならシャッタースピードを少し速めれば簡単に被写体ブレを防ぐことが出来てしまいます。

スナップショットに使える主なシャッタースピード

1秒 花火
1/30秒 立ち止まって動かない人
1/60秒 ジョギングなど動きのゆっくりとしたスポーツ
1/125秒 走行中の自動車
1/250秒 〜 1/500秒 サッカーなど動きが激しいスポーツ、動き回る子ども

広角よりのレンズを使う

上のように設定して撮ったのに、写真がブレてしまう…という場合は、もう少し広角よりのレンズを使ってみましょう。レンズが望遠よりになるほど手ブレしやすくなるため、望遠よりのレンズほど「サッと構えてパッと撮る」よりも「予め構えておいて撮る」方が向いています。

スナップを撮る場合は、50mm前後のレンズを使っていると思いますが、手ブレが気になるようであれば、いつも使うレンズよりも広角よりのレンズを試してみましょう。
最後に各メーカーで初心者にオススメの広角レンズを案内します。

明るさが極端に変わる場所を避ける

ここまでご紹介した方法は明るさがさほど変わらないことを前提としています。 暗い屋内や明るい屋外を行ったり来たりする場合は、その都度シャッタースピードや絞りを素早く変更しなければなりませんが、初心者には至難の技です。

初めは屋外だけ、屋内だけ、と割り切って明るさが極端に変わる場所は避けて撮ってみましょう。

スナップ写真を撮るコツ

目の前の風景を一瞬で撮影することは難易度の高い撮影方法ですが、これまでのコツを使ってスナップ撮影に挑戦してみましょう。

  • 親指AFに設定しておく
  • 被写体に合わせたシャッタースピードにしておく
  • F8くらい深い絞りに合わせておく
  • 広角よりのレンズを使う
  • 明るさが極端に変わる場所を避ける

オススメ広角レンズ

高額な広角レンズもありますが、まずは手の届く範囲で、気軽に使えるレンズから試してみてください。

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