【桜の撮り方】春と言えば、やっぱり桜!桜を綺麗に撮るテクニック9選

いよいよ2017年のがやってきました。

春と言えば、やっぱり桜!といっても見ごろは一年に一回、約1週間と一瞬です。そのため、桜を写真にして、思い出と一緒に残してみてはいかがでしょうか。

今回は、桜を撮影する際のポイントを「悩み」からまとめてみました。これを知っているとあなたの撮影テクニックも1段と向上します!ぜひ、一眼を最近はじめた人も、これから始める人もトライしてみてください。

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桜を撮ると見た目よりも暗くなってしまう(;゚□゚)

満開の桜を画面いっぱいに入れて写真を撮ったら、目で見た時よりもなんだか暗いということありませんでしたか?プログラムオートや絞り優先、シャッタースピード優先に設定していると、カメラはその状況に応じた適切な明るさにしようとします。

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桜の花は薄いピンクなので、画面いっぱいに桜を入れると、カメラが明る過ぎると判断して、暗い設定にしてしまいます。 カメラの露出補正を使って普段よりも+0.5〜1明るい設定で撮ってみてください。

・普段よりも+0.5〜1明るい設定で撮ってみる

桜を撮ると白くなってしまう(;゚□゚)

明るさの調整をどう設定を変えても桜の花の色が白くなってしまう…そういう場合は、ホワイトバランス(WB)補正の設定を変更してみましょう。(カメラのメニューWB設定から設定を変更することが出来ます)

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WB補正は赤や緑に色が被ってしまった写真を正しい色に戻すために使う機能です。それをワザと赤くなるように設定することで、桜のピンク色を強調することが出来ます。ただし、やりすぎてしまうと空の青が紫色になってしまうので注意しましょう。

・WB補正を使って桜の色を出す
・やりすぎると青空が紫になるなど赤被りしてしまうので注意

桜と一緒に友達を撮ると花の色が白く飛んでしまう(;゚□゚)

桜の薄いピンク色は、明るくすると花の色が白く飛んびやすいため、桜と一緒に他のものを撮ろうとすると、露出の設定が難しくなります。手前にいる友達が暗く奥の桜が明るいという状況では、通常の撮り方ではどちらか一方しか明るくすることは出来ません。

そういう時に、日中シンクロ(日中にストロボを焚いて撮影する方法)を使うことで、手前の友人を明るくし、背景の桜を暗くすることができます。やり方はカメラのストロボを焚いて友人を撮るだけ。ストロボを使って、友人と桜の明暗差を少なくすることで、どちらも綺麗に撮ることが出来ます。

状況によって設定が異なるので一概にこの設定なら大丈夫というものはありません。上手く撮れなければいろいろと設定を変えて試してみましょう。

・明暗の差が大きい時はストロボを焚いて差を小さくして撮ってみる

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人が多くて上手く桜が撮れない(;゚□゚)

桜など風景写真を撮る場合は構図や場所選びが大切ですが、桜の名所は人が多く引いた写真はごちゃごちゃとした風景になってしまってあまり綺麗に写せません。

望遠レンズや焦点距離が少し長いマクロレンズを使うと、ごちゃごちゃとした背景を整理する必要がないので、構図にこだわればプロのような綺麗な写真を撮ることができます。三分割構図などを使って主題が目立つように撮ってみましょう。

また、逆に利用してあえて、ぼかして人物を入れるのもありかもしれません。写真にぱっと賑やかさを取り込むことができます。

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・望遠レンズやマクロレンズで構図に拘って撮ってみる
・あえてぼかして撮影してみる

写真に撮ると目で見たときよりも迫力がない(;゚□゚)

超広角レンズで広がりを強調して撮ってみましょう。桜の木の枝ぶりがわっと広がった風景を撮ることが出来ます。

超広角レンズは、他のレンズよりも離れているように写るため普段よりもちょっと近いかなと思うくらい近づいてカメラを構えるのがコツです。

・超広角レンズで桜の木の広がりを強調して撮る

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桜吹雪を撮りたいけれど上手く撮れない(;゚□゚)

桜の花びらが舞うのは散り始めの時期に強い風が吹くと桜吹雪を見ることが出来ます。桜の花びらは小さく白いので背景やレンズの焦点距離に注意が必要です。広角のレンズは広い範囲が写る反面、小さいものは目立たないので、望遠よりのレンズの方が写しやすくなります

また、背景が白いと花びらが目立たないので、暗い背景や青空などを白色が目立つものを選びましょう。快晴でも空が白っぽくなってしまう場合はPLフィルターを使うと空の青色を強調して撮ることが出来ます。

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・桜が散り始めの時期に強い風が吹いている日を選ぶ
・焦点距離は望遠寄りのレンズを選ぶ
・背景は暗い場所や青空など白色が目立つ所を選ぶ
・青空が白っぽい時はPLフィルターを使う

夜桜が綺麗に撮れない(;゚□゚)

夜桜を撮るときに暗いからとストロボを焚くと、光が当たったところだけが写り他の部分は真っ暗になるためいかにも素人が撮ったような写真になってしまいます。そうならないように撮るためにはシャッタースピードを遅くすると、ストロボを焚いた時には真っ暗だった部分も写るようになります。

シャッタースピードを遅くすると手ブレする恐れがあるので、1/焦点距離<=シャッタースピードとなるように設定しましょう。それよりも遅い設定で撮影する場合には三脚にカメラを付けて撮る必要があります。

・夜景を撮る時はシャッタースピードを遅くして撮る
・シャッタースピードは1/焦点距離を下回らないように設定する
・遅いシャッタースピードで撮る場合は三脚にカメラを付けて撮る

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普通に撮影しても、一眼の持ち味がでない(;゚□゚)

一眼の持ち味の1つである「玉ボケ」や「ボケ」を大きく取り入れてみてはいかがでしょうか。
スマホやコンデジでは「ボケ」はなかなかできないので、グッと魅力的な写真になります。

「玉ボケ」は被写体のちょうど真後ろに反射しているキラキラ光がくるように構図を組むのがコツです。条件によっては玉ボケにならないこともありますので、角度を変えながら撮影、確認を繰り返して玉ボケが出るかトライしてみてください。

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コツは、下記です。
・絞り(F値)は明るめ(開放)
・中望遠の焦点距離のレンズを使う

でも、桜だけだと写真にインパクトがでない(;゚□゚)

桜の時期は、色々な人がSNSなどで写真を投稿しています。
どうしても桜の単体の写真だとインパクトが出せないこともあります。
そんな時は、思い切って出かけてみて、他のものを観光地ならではの被写体に入れてみてはいかがでしょうか。

例えば、「千葉県夷隅郡大多喜町」で走っているムーミン列車を撮影しに出かけてもよいかもしれません。「電車」と「菜の花」と「桜」の組み合わせで、ぐっとインパクトのある写真が撮影できます。

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手軽にインパクトを出したいという方には、近くの公園などで「ぼかして人物を入れる」といった撮影や「鳥や猫などの動物と一緒に撮る」「落ちてる桜を手に取って撮影する」といった方法もオススメです。

落ちてる桜を手に取って撮影する

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さいごに

3月下旬~4月上旬は、花見シーズンとなりますが、桜の見ごろは一瞬です。今年は思い切って、予定を組んで、この一瞬を切り取るために、一眼と一緒に出掛けてみてはいかがでしょうか。

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