【はじめてのカメラ】カメラ女子にオススメのカメラはこれ!2018年版

「かわいい花」に、「おしゃれな雑貨」「すてきな旅の風景」カメラ女子になって、季節の移り変わりや自然の美しさを感じてみませんか。

今回は、これからカメラ女子になろうとしている方にオススメのカメラをご紹介します。

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高性能で小型なのに、手の届く価格にカメラが進化

日本ではじめてミラーレス一眼が登場して、カメラ業界は変わりました。これまで、黒い、重い、ゴツいといったカメラのイメージは払しょくされ、一眼なのにコンパクトで軽くて、カラフルでおしゃれなカメラが、増えてきました。

それに伴って、プロやカメラが趣味のおじさんといったカメラのイメージも変わり、若い人、なかでも女子に人気となり、一眼を持って旅に出かける女性も増えてきました。

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色彩感覚に優れた女性

「この人形かわいい!」そんな感想も気軽に飛び出る女性の感性は、男性よりも優れたものがあります。

事実、色彩感覚は、女性の方がすぐれています。アメリカの研究チームからも発表されていることで、昔、狩りに男性が出て女性が採集を任されていた時代に、果実やキノコを見分けるのに、女性の色彩感覚が研ぎ澄まされ、女性の方が色に関してより高い感覚を持ったとされています。

また、他の研究から、聴力・味覚・臭覚も女性の方がすぐれているという結果が出ており、さまざまな感覚にすぐれた女性は、カメラとの愛称が実はいいのです。

では、いよいよカメラ選びのポイントです。

カメラ女子のためのカメラ選び、ポイントはこの4つ!

色々とあってカメラ選びは難しいもの、ただこの点を抑えておけば、確実に自分にあった後悔のないカメラ選びができます。

  1. おすすめはミラーレス一眼
  2. メーカーを選ぼう
  3. 画像センサーのサイズを確認しよう
  4. 好みのデザイン・カラーを選ぼう

1.おすすめは、ミラーレス一眼!

色々な意見があると思いますが、まず、ミラーレス一眼をおすすめします。
黒くて、ゴツくて、重い、一眼レフカメラは、女子には扱いずらしし、どこに行くにも重いし、プロを目指すわけでもなければ、選択するメリットは、ないと思われます。

ミラーレス一眼が出始めのころは、一眼レフに比べて性能が劣るなんて言われていましたが、いまではその性能差をあえてあげるとすれば、光学のファインダーが無いくらいのものになりました。

むしろ、最近は、液晶モニターで撮りやすいし、電子ビューファインダーの中には、光学よりも良いものが出てきています。

また、一眼レフと写真の美しさは同じで、レンズは、これまで発売している一眼レフのものを使えます。その上、コンパクトで軽くて、一眼よりもコスパがよいことから、一眼レフを選ぶ理由がなくなりつつあります。一眼レフを使いながらも、カメラの主役が今後、ミラーレス一眼になるのではないかと思ってしまいます。

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2.メーカーを選ぼう!

ミラーレス一眼で選ぶのであれば、以下のメーカーから選べば間違いないです。というより以下がほぼすべてのメーカーです。(オススメ順)

  • ソニー
  • パナソニック
  • オリンパス
  • フジフィルム
  • キャノン
  • ニコン

常に最先端技術で先行くソニーは、高いカメラ性能に加え、コストパフォーマンスがよく、パナソニックは、玄人カメラマンではなく、一般の人を対象とした使いやすいカメラを作っています。

オリンパスもその使いやすさには定評があり、女性からも人気のカメラです。

フジフィルムは、カメラメーカーとしてはまだ浅い方ですが、フィルムメーカーとして長年の歴史があり、色の再現性には、ほかのメーカーより光るものがあります。

一眼レフといえば、キャノン・ニコンが2台カメラメーカーとして強いです。ただ、この2つは一眼レフカメラ市場で強かったために、ミラーレス一眼にはやや出遅れていましたが、さすが、巨大カメラメーカーとして、確かなカメラを作っています。

3.画像センサーのサイズを確認しよう!

カメラ選びで、性能差については、語っても語りつくせません。
といっても、プロや玄人でなければ、どれも素晴らしいカメラで、性能差は微々たるものです。ただ、1つおさえておくとすれば、「画像センサー」のサイズは重要です。

画像センサーのサイズが大きくなると、写真の質がぐっと上がります。お財布と相談しつつ、より大きい画像センサーのカメラを選んでください。

一番大きいのは、「フルサイズ」ですが、これはプロ用ともいえるほど高価です。続いて、「APS-C」ちょっとお金に余裕があれば、このサイズのカメラを選びたいところです。もう少し、出費をおさえておきたいのであれば、「マイクロフォーサーズ」と呼ばれるサイズでもきれいな写真が撮れます。

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サイズについては、以下の記事を参考にしてください。

画像センサー(撮像素子)とは?各サイズについて

画像センサー(撮像素子)とは?各サイズについて

4.好みのデザイン・カラーを選ぼう!

「画像センサーサイズ」さえ押さえておけば、あとはデザインやカラーが好みのものを選ぶべできです。なぜなら、カメラと過ごす時間は撮影しているよりも、撮影していない時間の方が長いからです。そのため、一緒にいて触りたくなるデザイン・カラーを選ぶことが大切です。

お気に入りの一台を選べば、カメラの上達も早くなります。上記の点さえ抑えていれば、あとは自分を信じて、第一印象で決めてみても間違いないはず

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メーカー別オススメ ミラーレスはこちら

各メーカーでオススメの1台を選んでみました。ぜひ参考にしてください。

ソニー

ソニー α5000

カメラ α5000
写真画質
9
コスパ
9
背面液晶モニタ
3
感度&速度
6
軽さ
10
バッテリー持ち
4
ネット安値 4万(カメラ+レンズ1本)
選べるカラー ホワイト
、ブラック
、ピンク
、シルバー

パナソニック

パナソニック DMC-GM1K

カメラ DMC-GM1K
写真画質
8
コスパ
6
背面液晶モニタ
7
感度&速度
8
軽さ
10
バッテリー持ち
3
ネット安値 6万(カメラ+レンズ1本)
選べるカラー オレンジ
、ブラック
、シルバー
、ホワイト

オリンパス

オリンパス E-PL5

カメラ E-PL5
写真画質
8
コスパ
9
背面液晶モニタ
3
感度&速度
6
軽さ
9
バッテリー持ち
4
ネット安値 4万(カメラ+レンズ1本)
選べるカラー ブラック
、ホワイト
、シルバー

フジフィルム

フジフィルム X-A1

カメラ X-A1
写真画質
9
コスパ
7
背面液晶モニタ
6
感度&速度
6
軽さ
9
バッテリー持ち
4
ネット安値 5万(カメラ+レンズ1本)
選べるカラー シルバー

キャノン

canon EOS M2

カメラ EOS M2
写真画質
9
コスパ
5
背面液晶モニタ
7
感度&速度
6
軽さ
9
バッテリー持ち
3
ネット安値 7万(カメラ+レンズ1本)
選べるカラー ブラック
、ホワイト
、ベイブルー
、レッド

カメラには無限の楽しみ方があります。カメラで撮った写真をブログやFacebookで公開すると、思わぬ反応があって面白いかもしれません。

また、女同士の楽しい旅で「お互いを旅の風景とともに撮る」。それは、女性ならではの楽しみ方ではないでしょうか。

お気に入りのカメラを持って、外に出かければいろいろな発見や出会いがあります。新しいカメラともに、新しい自分を見つけてみるものもいいかもしれませんね。

ピーキング機能とは?マニュアルも正確にピント調節の便利機能

マニュアルフォーカス(手動ピント調節)の時に、電子ビューファインダーや液晶モニタを見ながらの操作では、なかなかピントを合わせずらい思い出はないでしょうか。

カメラによっては、ピントをあわせる部分を拡大表示してくれる機能もあるようですが、それでもやはり、ピントをあわせるのは使い始めのころは難しいものです。

今回は、そんなマニュアルフォーカス時に、簡単にピントをあわせられる「ピーキング」機能についてご紹介します。

ピーキング機能とは?

マニュアルフォーカスした際に、液晶モニターや電子ビューファインダーで、ピントが合った部分の輪郭に色を付ける機能です。白、黒やメーカーによっては、赤青黄など色を選択できるものもあります。

この機能によって、今現在、どこにピントがあっているのか、一目瞭然になります。

アクセサリー撮影、ピントが合った部分を黄色でピーキング
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ピーキング機能を使ってみる

こちらに、FUJIFILM X-T1で実際に使用した動画あります。

一輪の花にマニュアルフォーカスでピントをあわせていきます。サンプルでは、ピーキングの色をピンクやブルーに変更しています。

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動画はこちらです。

どのカメラにピーキング機能は搭載されているのか?

フジフィルム、ソニー、オリンパス、キャノンの一部のカメラに搭載されています。
上位機種なら搭載されているというわけではないので注意が必要です。

フジフィルム搭載機種

ピーキング色はカラーが選べます。

X-T1
上の動画で試したカメラです。

ソニー搭載機種

ピーキング色はカラーが選べます。比較的搭載機種が多いようです。

α77

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ソニー
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NEX-7

オリンパス搭載機種

白黒のみですが、ワンボタンでピーキングをON/OFFにできるので大変便利です。

E-M1

キャノン搭載機種

キャノンは、高級コンデジのPowershot S120で搭載されているようです。

Powershot S120


マクロ撮影時などは、オートフォーカスでは、頼りないところがあり、マニュアルフォーカスでの撮影がポイントとなってきます。その際にはピーキング機能を利用して、確実に狙った部分にピントをあわせた写真を撮影してください。

セレクトカラー機能で、話題のCM風の写真が撮れるデジカメはこれ!

サントリープレミアムモルツのCMで見かける白黒のシーンに一色だけ色が付いた撮影方法は、カメラの特殊撮影モードで簡単に撮影することができます。

今回は、そんなセレクトカラーモードをご紹介します。

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セレクトカラー機能とは?

セレクトカラー機能とは、一部のカメラに搭載されているスペシャル撮影モードです。1色または2色のみを残して、それ以外を白黒に撮影するモードです。

撮影する際には、撮影範囲から対象の色を選択します。対象の色は指定した色と全く同じ色か、それに近い色かを残すか調節することも可能です。

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需要がないのか、ほんとうに限られたデジカメにしか搭載されていないこの機能。ニコンであれば「セレクトカラー」または「カラーセレクト」と呼ばれ、キャノンでは、「ワンポイントカラー」、ペンタックスでは「色抽出」と呼ばれています。

PhotoShopなどを使って加工できますが、わざわざ加工するのは手間であることは間違いないので、カメラに搭載されていたら、その場でクリエイティブな写真が撮影でき大変便利です。

PowerShot S90で試し撮り!

愛用しているPowerShot S90で、セレクトカラーモード撮影に挑戦しています。ちなみにキャノンでは、「ワンポイントカラー」機能になります。

まずは、普通に撮影するとこのような写真になります。

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ワンポイントカラー撮影を使い、オロナミンCのラベルの赤色に色をあわせて、撮影します。

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続いて、鉢の黄色にあわせて、撮影します。

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キャノンでは、このワンポイントカラーモードで動画撮影もできるため、まさにサントリーのCMのような、動画を撮影することができます。

セレクトカラーが使えるカメラはこちら!

このセレクトカラーが使えるのは、一部のデジタルカメラに搭載されています。上位機種であれば搭載されているのかというとそうでもないので、注意が必要です。

ニコン D5100

ニコンで、「セクレトカラー」「カラーセレクト」で撮影できるモードが使えるのはこのモデルです。

キャノン Powershot S200

私の愛用しているS90の後継機種です。高級コンデジと呼ばれるジャンルですが、その性能は一眼にせまるものがあります。カメラの中でも人気が高いモデルで、S200までに確実に性能が高まっています。
Powershotでは「ワンポイントカラー」と呼ばれており、動画でもこのモード撮影することができるという優れものです。

ペンタックス K-r

色に関しては、本体の色がカラーバリエーション豊富で、カメラには珍しいカラフルなモデルです。「色抽出」というモードを使えば、1色だけではなく、2色残して、他を白黒にすることができるのも特長です。

PENTAX デジタル一眼レフカメラ K-x レンズキット ホワイト
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モノクロが歴史を感じされる雰囲気を表現できるのと、色付いた部分にはプレミアム感を演出できるので、意外と奥が深いです。被写体を変えていくつか撮影すると面白くなってきます。

特徴的な色を持つ被写体には、このセレクトカラーモードで被写体の色をさらに際立たせてみてもよいかもしれません。色々な撮影表現に挑戦してみてください。

【デジカメ上達編】置きピンとは?網を張って獲物を捕らえるようなテクニック

動く被写体を上手く捕らえたい。そんなときに便利な置きピンのテクニックについてご紹介します。

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置きピンとは?

置きピンは、撮影時にピントをある一定の場所に置いておき、被写体がそのピントに来たらシャッターを押して撮影するテクニックです。ピントが合わせる時間のラグがないのと、狙った位置で被写体をバッチリとらえることができます。

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どんな時に有効か?

速く動く被写体には、なかなかピントが合わせられずに苦労する場面があるかと思います。追尾AFやコンティニュアスAFといった動く被写体を常に追い続けるAFが上手く使えればよいのですが、カメラの性能によることもあり、なかなか難しいこともあります。

追尾AFやコンティニュアスAFについて

置きピンならピントを先に合わせておいて、被写体がそこに来た時に撮影するので、狙った位置で確実に写真を撮れるのが特長です。例えるなら、特定の場所に網を張って、その場所にきた獲物を捕らえるかのうようなテクニックです。

子供の運動会

子供の運動会では、徒競走のゴールにピントをあわせておけば、子供がゴールした瞬間をとらえることができます。

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走ってくる電車の撮影

周りの景色とのバランスが大切な電車撮影では、最適な構図でピントをあわせて待ちかまえれば、シャッターチャンスを逃すことも少なくなります。

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遊園地やレジャーでの撮影

撮影ポイントに先回りして、ピントをあわせて待っていれば、ジェットコースターやスノーボードのジャンプ台などシャッターチャンスを確実に撮影することができます。

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置きピンの撮影方法

1.撮影ポイントを探す

動く被写体を一番よい構図で撮影できるポイントを探します。

2.高速連写モードに設定する

撮影は高速連写で行うことがポイントです。ピントをあわせておくとはいえ、1枚でなかなかよい写真を撮ることができません。連写を使って、撮影の成功率を高めます。

3.被写体を撮影したいポイントと同じ距離にあるモノにピントをあわせる

被写体が現れるであろう位置にピントをあわせます。AFでピントをあわせる場合には、被写体と同じくらいの位置のモノに一度ピントをあわせると簡単です。

4.待つ

現れるのを待ちます。
本番を迎える前に一度試し撮りしてもよいかと思います。

5.現れたら連写で撮影する

現れたら、連写で撮影します。


置きピンのポイントは、「連写」と「ピント」あわせです。
「ピント」あわせについて待っている間、半押しでめんどくさいことがありますが、一度AFでピントをあわせて、MFに切り替えば、シャッターを離してもピントが変わることはありません。
置きピンに加えて、流し撮り、追尾AFなども使いこなして、動く被写体も美しくとらえる撮影テクニックを磨いてください。

流し撮りのテクニックはこちら

【デジカメ上達編】オートフォーカスを使いこなす!コンティニュアルAFと追尾AFの違いは?

オートフォーカスはシャッターひと押しでピントを合わせることができるとても便利な機能です。

デジタル一眼や高機能なコンデジには、さらに便利な動く場面でも常にピントをあわせ続ける撮影モードが存在します。

今回は、そんなオートフォーカスをはじめとしたフォーカスモードの違いと、適した撮影シーンについて解説します。

フォーカスモードは主に5種類

フォーカスモードは、主に5種類あります。
ここでは、オリンパスE-PM2を例にご説明します。

  • シングルAF(S-AF)
  • コンティニュアスAF(C-AF)
  • マニュアルフォーカス(MF)
  • シングルAF&マニュアルフォーカス(S-AF+MF)
  • 追尾AF(C-AF + トラッカー)

シングルAF(S-AF)

シャッターボタンを半押しすると、ピント調節を1回行います。
安価なコンデジにもついている一般的なAFです。後述のコンティニュアスAFで、ピント調節がふらふらして安定しない場合はこちらの1回調節が有効です。

適した撮影

静止物の撮影。花、風景、建物など。

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コンティニュアスAF(C-AF)

シャッターボタンを半押しすると、その間ずっと撮影範囲の中心でピントを合わせ続けます。
高機能なデジカメに搭載されているフォーカスモードです。これにより、徐々に近づいてくる乗り物にもピントをあわせることができます。

適した撮影

動きのあるもの撮影。子供、電車、自動車、動物など。

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マニュアルフォーカス(MF)

任意の位置で手動でピントを調節するモードです。一からピントを合わせる必要があるため、やや扱いが難しいです。
自動では調節できな絶妙なピント調節を行うことができます。
なお、はじめは自動であわせて、後から調節したいなら「シングルAF&MF」が便利です。

適した撮影

自動ではピント調節できないシーン。三脚を使って、ピントをほとんど変えたくないシーン。花火、風景。

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シングルAF&マニュアルフォーカス(S-AF+MF)

シャッターボタン半押しで、シングルAFで一度、ピントを合わせてから、その状態で手動でピントを調節できるモードです。
半押しで一度ピントを調節するため、MFよりも使い勝手がいいです。細かなピント調節が必要な場合に有効です。

適した撮影

マクロ撮影など。花のめしべ、植物のアップ。

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追尾AF(C-AF + トラッカー)

シャッターボタン半押しで、特定の被写体にピントを合わせます。その後、その被写体が動いてもそれにピントを合わせ続けます。撮影範囲外に移動しても追い続けます。色を認識して被写体を追っている様子です。

適した撮影

動き回る特定の被写体にピントをあわせた撮影。動き回る子供、空を飛びまわる野鳥など。

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C-AFと追尾AFの違いは?

コンティニュアスAFと追尾AFの違いは、C-AFが常に撮影範囲内の中心部にピントを合わせようとするのに対して、追尾AFは、一度ピントをあわせた被写体にずっとピントをあわせる機能です。撮影範囲外に移動しても追い続けようとします。

コンティニュアスAF

撮影範囲内の中心部に常にピントを合わせ続けます。

CAF

追尾AF

一度合わせた被写体にピントをあわせ続けます(撮影外に移動しても)

追尾AF

追尾AFを使ったちょっとした実験動画

ちょっとためしに追尾AF機能を使って、糸の先に取り付けた赤い玉を追ってみました。
撮影範囲外に移動しても追い続けようとします。

オリンパスE-PM2の「追尾AF」で赤い玉を追う実験映像


動く被写体には、「コンティニュアスAF」か、「追尾AF」を駆使して、動きの中の一瞬をとらえた奇跡の一枚を撮影してください。
自動では調節できな絶妙なピント調節は、「シングルAF&マニュアルフォーカス」で素敵な一枚を撮影してください。

【デジカメ上達編】測光モードを使いこなして表現豊かな撮影を!

イルミネーションなのに、写真が明るすぎたことや、暗い場面で明るくなりすぎて困るということはないでしょうか。
ここでは、写真の明暗を自動で最適に設定してくれる「測光モード」について解説します。

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測光モードとは?

測光とは、カメラ内蔵されている露出計で光の量を測定することです。

この機能により、シャッターを押すと自動で最適に明るさの写真を撮影することができます。測光は自動で行われますが、測光するにもいくつかの方法(測光モード)があります。測光モードをシーンにあわせて変えることで表現豊かな写真が撮れます。

3つの代表的な測光モード

多分割測光

多分割測光は、写真として記録する範囲を複数に分割して、露出を決定する方法です。
キャノンでは「評価測光」、ニコンでは「マルチパターン測光」と呼ばれています。

多分割測光2

中央部重点測光

中央部重点測光は、写真として記録する範囲の中心部分で明るさを決定する方法です。
中心部分に近い部分の方がより、明るさの判定に重視されます。

中央部重点測光

スポット測光

スポット測光は、画面の中央付近の一部のみの明るさから露出を決定します。
写真全体を対象としないため、予想外に暗すぎたり、明るすぎたりしてしまうデメリットがありますが、一方、狙った部分は、最適な明るさに調節できるというメリットがあります。

スポット測光

普段使いは、多分割測光

通常は、撮影範囲全体の明るさを考慮して、露出を決定する多分割測光モードで、撮影できます。
ただ、暗いシーンや明るすぎるシーンでは、中央部重点測光やスポット測光を使用して、露出を調整する必要があります。

実際にスポット測光を使って撮影してみます!

暗闇に浮かぶイルミネーション撮影

まずは、暗闇に浮かぶイルミネーションの写真です。

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このような写真を通常の「多分割測光」モードで撮影すると、明るくなりすぎてしまいます。

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マニュアルモードで露出を調節してもよいですが、初心者にはやや難しく、手間もかかります。そのため、スポット測光を使って撮影します。

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スポット測光モードに変更し、一旦、黄色の枠の部分を中央で半押します。すると、露出が中心のイルミネーションにあわせて調節され、雰囲気のある写真が撮れます。

人間のシルエットをうまく表現した写真撮影

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人間のシルエットが、夕暮れを引き立てる海辺のよい写真です。
こちらも多分割測光で撮影するとやや明るすぎてしまいます。

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そこで、スポット測光で、白い円の部分を中心としてシャッターを半押しします。
露出が一瞬で最適になり、雰囲気のある写真が撮れました。

スポット測光3

他にも…

他にも、スポット測光を露出を調整することで、人間をあえて真っ暗にした写真も撮れます。

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普段使いの測光モードは「多分割測光」モードでよいかと思います。
ただ、暗いシーン、明るいシーンでは、「中央部重点測光」「スポット測光」モードで露出を自在に操って、表現豊かな写真を撮ってみてください。

【デジカメ上達】失敗しない夜景の撮り方。ISO感度を設定して、シャッター速度をコントロールしよう!

夜景撮影は、カメラ初心者が失敗しやすい撮影の1つです。
予想以上に暗い写真だったり、手ブレしていたり、ノイズが載っていたりと様々な失敗があります。

今回は、そんな夜景撮影について、失敗しない撮り方を解説します。

前回の記事で自動モードで夜景を撮影する方法をご紹介していますが、今回は、自分で設定してみて、より雰囲気のある夜景を撮りたいと思います。

【コンデジ上達編】コンデジで一番簡単にきれいな夜景を撮る方法!

失敗例1.手ブレ

今回の舞台は、新しくなった東京駅です。
(カメラはNikonの一眼レフを使用しています)

手始めに、まずは何も気にせず、手持ちで日中と同じように写真を撮ります。

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(シャッター速度:4秒 ISO感度:250)

シャッター速度が4秒となり、手ブレが出てしまいました。
暗い中での撮影は光が弱く、多くの光を取り込むため、自動的にシャッター速度が遅くなり、手ブレが発生しやすくなります。よく失敗するパターンの1つです。

失敗例2.暗すぎ

今度は、シャッター速度を上げるためにISO感度を250→6400にあげて撮影します。

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(シャッター速度:1/13秒 ISO感度:3200)

今度は、シャッター速度を上げすぎたために、暗い写真となってしまいました。十分な光を取り込めていないと、このように暗くなってしまいます。これもまた失敗です。

失敗例3.ノイズが目立つ

続いて、シャッター速度はそのままで写真を明るくするため、さらにISO感度を高めました。

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(シャッター速度:1/13秒 ISO感度:6400)

一見、きれいに撮れているようですが、拡大してみるとノイズが載っています。
ISO感度を高めると、シャッター速度を速められる長所の反面、ノイズが発生しやすくなるという短所もあります。
(一部の高級カメラはノイズが出にくくなる傾向)

成功例

今度は、ISO感度をやや落として、シャッタースピードもさきほどより、やや遅くして撮影しました。するとノイズも少なく、明るさもちょうど良い、手ブレの無い夜景の写真がとれました。

また、手前を走るタクシーの光跡も残すことによって、雰囲気のある写真になっています。

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(シャッター速度:1秒 ISO感度:1200)

(撮影協力:長山和将様)


夜景の撮影時は、ISO感度をやや高めにして、シャッター速度を速めます。
ただし、高すぎるとノイズが発生するので注意が必要です。

【デジカメ上達編】ホワイトバランスってどうやって使うの?色温度とは?徹底解説!

カメラには欠かせない機能のホワイトバランス(WB)。
ここでは、ホワイトバランスの仕組み・使い方についてご説明します。

ホワイトバランスとは?

撮影するシーンには、明るい暗いだけではなく、青空の太陽の下、曇り空の日、室内の蛍光灯の下、電球の下などさまざまな環境があります。
ホワイトバランスは、その環境によって、光の色合いを調整して、より自然な白が表現できるようにする機能です。

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ホワイトバランスの設定はどこでやるのか?

ホワイトバランスの設定は、WBボタンや、最近のコンデジやミラーレス一眼では液晶画面の設定から変更することが可能です。

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ホワイトバランスは、ほとんどの場合、自動設定(AWB)で問題ありません。
ただ、思い通りに色合いがいかないときや、意図的に雰囲気を出したいときに設定します。主に「太陽光」「日陰」「くもり」「白熱電球」「白色蛍光灯」のモード用意されています。

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ホワイトバランスを調整する

ためしに、蛍光灯の下で、バスケットボールを被写体として、各モードで撮影してみました。

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上の写真で白熱電球で撮影した写真は、やや青くなっています。これは、蛍光灯の状況で、白熱電球モードで撮影したことにより、色(色温度)が誤って調整されたためです。

色温度とは?

「白熱電球」「白色蛍光灯」「太陽光」「くもり」「日陰」はそれぞれ色温度が異なり、以下のようになります。

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ホワイトバランスの「白熱電球モード」で撮影すると、青く調整され、より自然な白に調整されます。そのため、蛍光灯のシーンで誤って「白熱電球モード」で撮影すると、青っぽい写真になります。

また、ホワイトバランスの設定で、「5000K」と表示されている場合がありますが、これは色温度というものです。
※光の色を数値で単位には、K(ケルビン)が使われます。

カラーマップ機能で色をコントロール

さらにカメラによっては、この色温度を細かく調整できるものもあります。
Canonでは、ホワイトバランスの詳細設定で、カラーマップを使って、赤青緑紫の4方向に色を調整することができます。

colormap

カラーマップで意図的に赤く撮影することも青く撮影することも可能です。

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ホワイトバランスのしくみを理解できたでしょうか。
たいていの場合は、自動(AWB)で問題ありませんが、一歩進んだ表現をしたいときにはWBを自分で調整して、雰囲気のある写真を撮影してみてください。

【シャッター速度はこう使う】スローから高速まで10段階の写真でシャッター速度を理解する

デジカメを買ったもののシャッター速度は、特に意識していないという方は多いのではないでしょうか。

今回は、「シャッター速度」と「撮影できる写真」の関係について10枚の写真で解説していきたいと思います。シャッター速度をコントロールすることで、同じ景色でも一味違った雰囲気の世界を写真に収めることができます。

シャッター速度を速める

まずは、シャッター速度の速い方を見ていきます。シャッター速度を速くすることで被写体の動きを止めます。
シャッター速度の速さの限界は、カメラとレンズの両方で決まってきます。高価なものほど速くすることができます。

1/15~1/4秒 川や滝などの流れの撮影

川や滝を自然に撮影するには、このくらいの速度が最適です。

川の流れ(1/4秒)
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1/250~1/8秒 自動車や電車の流し撮り

流し撮りには、早すぎず、遅ぎないこのくらいのシャッター速度が有効です。

流し撮りのテクニックは、以下のリンク先をご覧ください。
【デジカメ上達編】コンデジでもできる「流し撮り」テクニック。こんな写真がとれる!?

電車の流し撮り(1/100秒)
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1/250秒以上 動く子供

この速度なら、常に動いている子供もブラさずに、自然に撮影することができます。

運動会でのシーン(1/250)
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1/500秒以上 動きの速い野鳥や動物・スポーツ

野鳥の勢いを残したままブラさず撮影できます。

飛ぶ鳥(1/500秒)
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カワセミの獲物を捕らえて水から飛び出た瞬間(1/1000秒)
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水しぶきまでしっかりと止めて撮影しています。

1/2000秒以上 ジェットコースターに乗る人、カーレースの撮影

眼にも止まらぬ速さで動くジェットコースターもピタリと止めて撮影します。

高速に進むジェットコースター(1/3000秒)
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1/4000秒以上 ミルククラウンの撮影

この速度になると、人間の眼でとらえることのできる世界を超えた写真を撮影することができます。

ミルククラウン(1/8000秒)
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この速度は、明るいレンズで、かつ高感度でシャッター速度の速いカメラが必要です。

シャッター速度:遅め

続いて、シャッター速度を遅くする方をみていきます。遅くすることで雰囲気のある写真や光を伸ばして撮影することができます。
シャッター速度をスローにするといっても、限界があり、昼間であれば数秒ですし、夜であっても減光フィルターなど光を弱くするための工夫が必要になることがあります。

1秒~4秒 夜景や清流の撮影

夜景は、少しスローで撮影することで、弱い光をたくさん取り込み、明るい写真にすることができます。
また、水の動きをスローで撮影することで雰囲気のある写真にすることができます。

夕暮れ近くの夜景(2秒)
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糸のように流れる滝(4秒)
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4秒~30秒 ヘッドライトの光跡や花火の撮影

長い撮影になってくると、光を引き伸ばして撮影することができます。こうした写真は、人間の眼で捉える世界とは異なり写真の魅力でもあります。

大輪の花火(12秒)
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ハイウェイのヘッドライトの光跡(30秒)
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10分以上 天体などの光跡

レンズに取り込む光を弱める減光フィルターを使用することで、10分以上シャッターを開いて撮影することができます。45分間夜空の星を撮り続けると、天体の光跡を写真に残すことができます。

天体の光跡(45分)
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シャッター速度と撮影できる写真のイメージはできたでしょうか。
シーンに合わせて、シャッター速度を選ぶには、そのスピードによってどんな写真が撮れるか理解することです。
シーンや被写体にあわせて、シャッター速度をコントロールして、素敵な写真を撮ってください。

【X-T1の魅力まとめ】フィルムと共に歩んだ富士フィルムが奇跡のカメラを生んだ。

私が愛用する富士フィルム「X-T1」の魅力についてお伝えします。

「フィルムメーカーがカメラ!?」「富士フィルムのカメラなんて聞いたことないけど」と思われるかもしれませんが、そんな方にも、せひ知ってもらいたいミラーレス一眼「X-T1」の魅力をまとめましたのでご紹介します。

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FUJIFILM X-T1 公式サイト

フィルムメーカーの長年蓄積したノウハウを極限まで表現した色彩表現

もともとは、銀塩フィルムメーカーというだけあって、色の再現性は素晴らしいものがあります。

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白1つをとっても、例えば白鳥の写真であれば、他社の写真では、何気ない白い羽を、X-T1では、羽一本一本まで忠実に再現し、きめ細かな美しい白い羽を表現します。
多くのカメラマンからも富士フィルムの色の再現性は高い評価を受けています。

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世界最大級の電子ビューファインダーで、光学を超える使いやすさに進化

X-T1は、光学ファインダーを持たないミラーレス一眼でありながら、大きなファインダーを搭載しています。というのも、設計当初、電子ファインダーにしかできない素晴らしいファインダーにしよう!と開発がはじまったからだそうです。

そして完成したのが、「ファインダー倍率0.77倍・水平視野角31度」という、非常に広い視野を持つ世界最大級の電子ビューファインダーです。2画面同時表示もでき、光学ファインダーにはできない使いやすさを実現しています。

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世界一ラグ(遅延)の少ないリアルタイム電子ビュー(0.005秒)

この電子ビューファインダーは、もう1つの世界一を持っています。
それは、もはや、ラグとは言えないほどのリアルタイムな描写性です。電子ビューファインダーの映像のラグは、わずか0.005秒というから驚きです。この点でも世界一のミラーレス一眼です。

玄人好みのクラシック一眼のようなカメラらしいデザインと金属の質感

コンパクトながら、歴史を持つXシリーズを踏襲するクラシックで、愛着の持てるデザインを採用しています。
また、操作性は「ピアノの鍵盤を奏でるように」直感的に操作することを目指して作られていることもあり、デザインだけでなく、操作していても愛着が持てます。

グリップは、しっくり手に馴染み握りやすい形状を必要最小限のサイズで形しています。
天面は、従来のXシリーズで採用していた2連ダイヤルに、ISOダイヤルを追加した3連ダイヤルを配置して、直観操作にも優れていいます。

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超高速0.08秒のオートフォーカス

オートフォーカスは、0.08秒と超高速です。速いだけではなく、被写体の動きを予測して先回りしてピントを合わせるため、常にピントをあわせ続ける連続撮影、動画撮影が可能になります。

なんと、時速40秒で近づいてくる物体にもピントが合わせられるというから驚きです。

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5万を超える高感度 ISO51200「暗いシーン」「高速に動く被写体」には強力

超高感度のX-T1では、今まで撮ることをあきらめていた写真が撮れます。
たとえば、移動する自動車からの夜景、暗い中で誕生日のケーキを前にローソクを消す子供、きわめて速いシャッター速度のスポーツ撮影などです。
非常に高い感度を実現したことで、「暗いシーン」「高速に動く被写体」に強いカメラがなっています。

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お使いのスマホを使って、カメラをリモート撮影

なんと、無料の専用アプリをインストールするだけで、めんどうな設定もいらずに簡単にリモート撮影できます。半押しやズーム設定、露出変更など細かい設定もリモートで行えるというから驚きです。動画モードに変更して、撮影することも可能です。

撮った写真は、スマホから選択して、スマホに取り込めるので、この点に関しては、もう言うことなしです。

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1934年創業~2014年で80年を迎える富士フィルム。
フィルムとカメラとともに歩んだ時間は、とんでもないカメラを生み出しました。

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X-T1の詳細はこちらから。
FUJIFILM X-T1 公式サイト