全方位写真というものが撮影したくて、気になっているリコーの「THETA (シータ)」を入手しましたので実際の作り込みをレビューします。
Googleマップのストリートビューの撮影に使われている全方位カメラですが、リコーからも手軽に撮影できる小型のカメラが発売されています。
ポケットに忍ばせて、ボタンひと押しで記録して、あとで見たいときに「見たいアングルで見る」。そんな使い方ができるので、360度カメラって何?という方にも、実は便利じゃないかと思っています。
ちなみに、THETAは、慣れないと読みづらいですが 「シータ」って読みます。
これ何?
全方位カメラ(360度カメラ)と呼ばれる、ワンボタンかつ、1度の撮影で、つぎめのキレイな360度写真が撮影できます。
ところで、全方位カメラ(360度カメラ)って何?
iPhoneに搭載されているパノラマ撮影のようなものです。ただ、シータは、ぐるりと一周撮影する必要はなく、ボタンひと押しで、前も後ろも上も下も同時に撮影することができます。
全方位写真のすごいところは、撮影した写真は、1枚の画像として保存され、見るときにアングルを操作しながら見ることができる点です。
専用アプリで、撮影者も景色も周りの人もばっちり映ります。
もし、誕生日にケーキと子供を撮影したら、あとで、反対側の親の姿もみることができるような写真が撮影できます。
しかも動画も撮影できるので、さらに衝撃です。撮影した全方位動画を再生しながら、アングルを変えると、撮影者の表情も確認できます。
撮影したら、どうやって見るの?
iPhone/Androidのシータアプリか、PC用のシータアプリで閲覧することができます。
専用の編集アプリ「シータプラス」で編集こともできるようです。Instagram、Facebook、LINEとかに写真をそのままアップロードできます。
ちなみに、電源ONにして、1.5秒で撮影できます。
サイズと重さは?
102gと軽いです。大きさは、iPhone Xの半くらいのサイズです。
どのくらい撮影できるの?
メモリ内蔵でSDカードなしで撮影が可能です。
- 静止画なら高画質1600枚、中画質なら9000枚撮影できます。
- 動画は高画質なら63分、中画質なら171分撮影可能です。
注意点として、1回の動画撮影時間は、最大5分という制限があります。また、写真なら1回の充電で260枚しか撮影できないようです。
どんな撮影モードがある?
- 写真撮影は、自動、シャッター速度優先、ISO優先、手動設定が可能です。
- 動画撮影は、自動モードのみです。
動画、静止画の保存形式は?
- 静止画は、JPEG形式
- 動画は、MP4形式
写真の画素数は?
1200万画素です。iPhone Xと同じ画素数です。
パソコンとの接続は?
マイクロUSBで接続可能です。Androidの充電ケーブルと同じ物です。
本体のボタンやコネクタなど
- マイクロUSBのコネクタ
- 三脚のネジ穴
- マイクの端子
が底面にありました。
#実際に、使ってみました
- 電源をONにします。
- 静止画撮影モードを選択します。
- カメラを垂直に立てます。
- シャッターボタンを押します。
- デジタルな音がして、撮影できました。
- 写真は、内臓メモリーに保存されます。
早速、撮影した画像をスマホで見てみます
- iPhoneで見てみます。
- iPhoneを無線で接続します。
- スマートフォン専用アプリを起動します。
- 続いて、シータが検出されますので、シリアル番号を入れて接続します。
- 画像が見れました。
いろいろと動かしてみます
指で方向をいろいろと動かしてみます。便利です。
theta360.com サイトにアップロードすると、Facebook、LINE、Twitterで共有することもできます。
動画もいけます
動画も全方位で撮影して、YouTubeにアップロードできました。指で触ると視点変更できます。リコーの動画ですが確認してみてください。
どんなモデルがあるの?
- 「Z1」「V」「SC」「S」「m15」の5モデルあります。
- 「Z1」が、超高性能モデルです。写真は7K、動画は4Kが撮影可能です。
- 「V」が、高機能モデルです。内臓メモリが19GBあります。
- 「SC」が、標準モデルですが、カラーが4色と豊富になります。
- 「S」が、旧高機能モデルです。Bluetooth、遠隔再生などがないです。
- 「m15」が、昔のモデルです。
価格はどのくらい?
私の使っているモデル「THETA V」だと、公式ストアで価格が「56,700円」です。
ちょっと注意点
SNSで投稿する際には、theta360.com のマイページに投稿され、そのリンクが共有されます。
ライブストリーミングは、有線でパソコンでつながないと見れないので注意です。無線ではライブで配信できないようです。
水中で使える防水ケースがあります
オプションで、防水ケースが売っていました。ダイビングなど全方位と相性が良い撮影などにぴったりですね。
撮影した動画をVRとして閲覧できるゴーグルがあり
撮影した写真や動画は、指で動かしてみるだけではなく、VRゴーグルで見ることができます。
長めの動画(1つの動画は最大5分ですが)を撮影して、VRゴーグルで見るのもありかもしれません。
さいごに
写真は撮影した人が切り取ったアングルしか見れませんが、全方位カメラであれば、あとから、見たい人が「見たいアングルは自分で選ぶ」ことができますので便利かもしれません。
ややSNSでは自分が写ってしまうので、使いずらい面はありますが、プライベートに、今後、活用してみたいと思います。
加えて、THETA 360.biz ビジネスプランだと、撮影してGoogleアップに載せてれくるようです。
THETA360 biz 公式サイト