カメラ売り場で「このカメラはよくボケます!」「このカメラのボケはきれいです」などと説明されていますが、ここでは具体的にボケると何がよいのか解説します。
ボケは表現の一つ
誤解してはいけないのは、「ボケる=良い写真」ではありません。
あくまで、ボケは表現の一つです。ボケを上手く使いこなすことで雰囲気のある写真がとれます。そして、ボケの表現は、スマホは苦手とし、一眼が得意とする分野です。
なぜ、ボケが評価されるようになったのか?
フィルム時代は、レンズを調整しないと普通にぼけてしまうので、一般的にピントがあった写真がよいとされていました。しかし、コンデジが登場し、ボケずに全体にピントが合うカメラが一般的になると、ボケはあまり気にならなくなりました。
そしてコンデジが普及すると、ボケは高価な一眼ならではの表現となりました。そういったことから、ボケの表現は、プロや比較的カメラの上手い人が使っているため、ボケの使い方も上手く「ボケ=良い写真」というイメージができ、自分でもボケのキレイな写真を撮ってみたいと人気を集めるようになりました。
ボケはシーンにあわせて使うことで印象的な写真に
ボケを上手く使いこなしは、主役のみにピントをあわせて、周りをボカすことや、光源を丸くボカすことで、雰囲気のよい写真をとることができます。また、ピントが合った部分は、全体にピントを合わせたものよりも、より鮮明に写ります。
あくまではボケは表現の1つです。ボケる=良い写真ではありません。そして、ボケは一眼の得意とする表現です。ボケのキレイな写真を撮りたいのであれば、ミラーレス機などの一眼カメラを購入することをオススメします。
続いて、これからカメラを始める方にお勧めな単焦点レンズについて解説します。