自分にあったカメラを選ぶときは、まず、どんな場面を撮りたいか、これからカメラをどう使っていくか、イメージすることが大切です。なぜなら、撮りたいシーンによってカメラの必要な性能も変わってくるからです。撮るシーンが旅行先の風景なのか、夜空の星なのかによっても変わってきます。
そこで、カメラをどんな風に使いたいか、以下の項目からイメージしてみてください。
【旅の思い出】旅先で出会った風景を残す
旅のともにカメラを持っていけば、単なる旅行にプラスして、普段目にしない風景を写真にするという楽しみ方もできます。あなたがもし沖縄を旅したとすれば、青い海と広がる青空、そしてキラキラ光る砂浜といった世界をその場で楽しむだけではなく、旅から帰ってきてもその写真をみて、旅の楽しかった思い出をよみがえらせることができます。
【イベントの思い出】節目節目のイベントで家族や友人の姿を記録
子供の入学式、運動会、部活動の大会、七五三、誕生日、クリスマス、海水浴、遊園地や公園で遊んだ思い出など、数々の思い出をきれいな写真を残しておけば、きっとそれはお金が買えない財産になります。
また、友人とともに、ディズニーランド、ハイキング、スポーツなどをした思い出も写真に残せば、最高の思い出になります。結婚式で、友人や家族の人生の節目を写真にすることができます。
【ペット】猫の愛らしい姿、愛犬のかわいい表情
愛犬のかわいい表情を写真に残しておけば、どこでもそれを見ることができます。どうしても人間よりも寿命の短い動物たちですが、写真とともに遊んだ思い出も残せば、思い出は一生残ります。
【自然界の小動物】野鳥、小動物、昆虫を撮る
カメラと相性のよい趣味として、野鳥を撮るバードウォッチングがあります。そういった鳥、昆虫、小動物を森に撮りでかければ、自らの足で発見した喜びと、撮影してありのままの自然の姿を切り取るという、日常から離れた開放感ある素敵な趣味になります。
【花】色鮮やかな花々を撮る
花は自然界でも色鮮やかで美しく、見ていると幸せな気分になります。しかし花の命は一瞬です。色鮮やかな時も一瞬です。その最高の瞬間を写真で残せるのはカメラの魅力です。高画質カメラで工夫して魅力的な花をさらに魅力的に撮るのも最高の楽しみになるかもしれません。
【マイ・コレクション】お気に入りの品を綺麗に写す
マイカー、バイク、自ら描いた絵画、陶芸、モデルカー、プラモデル、盆栽、フィギュア、ぬいぐるみなど、すでに趣味として集めているもの、制作したものがあればそれを綺麗に写真に残すのはよいかもしれません。写真であれば手軽に持ち運んで友人に見せることもできます。
また、せっかくコレクション・制作したのですから、自分だけで楽しむのではなく、撮影してインターネット上で公開していくと、同様の趣味を持つ方から、思わぬ反応があって面白いかもしれません。
【乗り物】電車を撮りに行く、飛行機を撮りに行く
乗り物に興味があるのであれば、電車や飛行機をかっこよく撮るというのも面白いです。撮り方を工夫することで同じ電車でもさまざまな表情を見せます。電車に関しては「撮り鉄」と呼ばれる方が一定数いるくらいハマる分野です。
【四季の移り変わり】桜を撮る、新緑を撮る、紅葉と撮る、雪景色を撮る
季節の変化を撮影するのも魅力です。春には桜が満開になり、たんぽぽや菜の花がきれいな色に咲きます。夏には、新緑が生き生きとして、太陽が輝いて、海もキラキラして、被写体としてはとても魅了的です。秋は紅葉がとても鮮やかな色をみせ、冬には、雪化粧した白い世界と、四季折々で違う表情をみせる自然に飽きることがありません。
【星空・花火】夜空に輝く大輪の華を撮る
夜空に輝く星々を撮るのは、少しテクニックが必要になりますが、きれいに写すと感動の作品ができます。夏の夜空に輝く花火は、撮影テクニックで実物よりも迫力のあるシーンがとれて、見るだけでは得られない楽しさを得られるかもしれません。
【Web素材】ブログやホームページの写真を撮る
撮った写真をブログやホームページ、FacebookやTwitterで公開すれば、自分だけではなく、多くの人と共有することができます。技術が進歩した今でも、スマートフォンで撮った写真と高画質なカメラで撮った写真の違いはわかるものです。オークションの出品にもいいカメラであれば、商品もより一層引き立ちます。
【アルバム】思い出の写真集を作る
家族の写真を印刷してアルバムとして残しておけば、子供が大きくなったときに懐かみながら、思い出を回想することができます。また、友人が離れてしまうといった時には、思い出と一緒に、写真の入ったアルバムを贈ることができます。
撮りたいシーンはイメージできたでしょうか。大まかかにイメージできたら、続いて、カメラを選ぶため重要なそれぞれのカメラのタイプの違いを確認します。