サントリープレミアムモルツのCMで見かける白黒のシーンに一色だけ色が付いた撮影方法は、カメラの特殊撮影モードで簡単に撮影することができます。
今回は、そんなセレクトカラーモードをご紹介します。
セレクトカラー機能とは?
セレクトカラー機能とは、一部のカメラに搭載されているスペシャル撮影モードです。1色または2色のみを残して、それ以外を白黒に撮影するモードです。
撮影する際には、撮影範囲から対象の色を選択します。対象の色は指定した色と全く同じ色か、それに近い色かを残すか調節することも可能です。
需要がないのか、ほんとうに限られたデジカメにしか搭載されていないこの機能。ニコンであれば「セレクトカラー」または「カラーセレクト」と呼ばれ、キャノンでは、「ワンポイントカラー」、ペンタックスでは「色抽出」と呼ばれています。
PhotoShopなどを使って加工できますが、わざわざ加工するのは手間であることは間違いないので、カメラに搭載されていたら、その場でクリエイティブな写真が撮影でき大変便利です。
PowerShot S90で試し撮り!
愛用しているPowerShot S90で、セレクトカラーモード撮影に挑戦しています。ちなみにキャノンでは、「ワンポイントカラー」機能になります。
まずは、普通に撮影するとこのような写真になります。
ワンポイントカラー撮影を使い、オロナミンCのラベルの赤色に色をあわせて、撮影します。
続いて、鉢の黄色にあわせて、撮影します。
キャノンでは、このワンポイントカラーモードで動画撮影もできるため、まさにサントリーのCMのような、動画を撮影することができます。
セレクトカラーが使えるカメラはこちら!
このセレクトカラーが使えるのは、一部のデジタルカメラに搭載されています。上位機種であれば搭載されているのかというとそうでもないので、注意が必要です。
ニコン D5100
ニコンで、「セクレトカラー」「カラーセレクト」で撮影できるモードが使えるのはこのモデルです。
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キャノン Powershot S200
私の愛用しているS90の後継機種です。高級コンデジと呼ばれるジャンルですが、その性能は一眼にせまるものがあります。カメラの中でも人気が高いモデルで、S200までに確実に性能が高まっています。
Powershotでは「ワンポイントカラー」と呼ばれており、動画でもこのモード撮影することができるという優れものです。
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ペンタックス K-r
色に関しては、本体の色がカラーバリエーション豊富で、カメラには珍しいカラフルなモデルです。「色抽出」というモードを使えば、1色だけではなく、2色残して、他を白黒にすることができるのも特長です。
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モノクロが歴史を感じされる雰囲気を表現できるのと、色付いた部分にはプレミアム感を演出できるので、意外と奥が深いです。被写体を変えていくつか撮影すると面白くなってきます。
特徴的な色を持つ被写体には、このセレクトカラーモードで被写体の色をさらに際立たせてみてもよいかもしれません。色々な撮影表現に挑戦してみてください。